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2018/08/08

落書きと雑記

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Clip Studio Paint本来のマンガ制作機能の理解を深めるべく、落書きしていた時間を少しマンガ制作作業に充てている。
過去に描こうとして結局積みネームとなった漫画のキャラを流用し、32ページくらいのネームをでっちあげて描き進めているのだけど、とにかく大変だ。

何が大変かといったら、まず自分で描いたネームを何度も読み返す必要があることだ。
俺は基本的にギャグというかコメディ路線しか思いつかないので、当然その中で、自分が面白い気がするシチュエーションなどをふんだんに盛り込むのだけど、その後ネームを何度も見返すうちに、どんどんそのネタが陳腐なものに思えてくる。
いや、実際もとから陳腐なもので、時間をあけたことで冷静な視点に立てただけのことなのかもしれない。
5回も見直す頃には、いっそすべてなかったことにして、はじめから全部描きなおそうかとすら考えてしまう。

なんにせよ、友人の前で言った渾身のギャグが録音されていて、その後の人生の節目節目で何かとそれが再生され、段々とそれが本当に面白いものなのかという自己再評価路線へと思考が推移し、何度も反芻させられるような経験をしたい人はいないだろう。
そもそも、ギャグというのは諸刃の剣なのだ。
周りに楽しんでもらおうと行った所作が、ひとたびから回ると、それが攻撃される事由になりうるのがギャグである。
仮に、寒いギャグというものが今ほどネガティブな側面を持ち合わせていなければ、きっと世の中はもっとユーモアに溢れtがものになっていたに違いない。
面白いことを思いついたけど、周りが同じように楽しんでくれるかわからない。
もしも自分の一言で一瞬にして場がしらけてしまったら、もはやそれはギャグではなく呪いの言葉。呪詛ととられるのだ。
そういった、きっと誰しもが心の中で人知れず繰り広げる葛藤が、おそらく世の中からユーモアを徐々に 奪っていくに違いないのだ。
そんなこんなで話が脱線してしまったが、ギャグ漫画のネームを読み返すというのは、そういった自身の黒歴史に真っ向から対峙することに等しい(少なくとも自分は)のだ。
ギャグ漫画家が次第に病んでいくとされる理由の根幹は、実のところこのネームを見返す作業にあるのではないだろうかと勘ぐってしまうほど、自分のネームを見返す作業というのは俺にとって特につらい経験である。
そういったよくない思考が生まれる前に一気に駆け抜け、完成の壁をぶち抜きたいものだが、マンガ制作とはそのような理想的な勢いのある突破力とは真逆のベクトルにあると言っても過言ではない。

あと、作画の面でもどこまで描き込むべきかのさじ加減がわからない。
無名の個人ブログで掲載するような下手すれば自分以外誰も見ない作品なので、程よく手を抜くべきなのだろうけど、なまじクリスタの豊富な機能を目の当たりにすると、ついつい執拗に数秒で読み飛ばされるような一コマにすら注力して、一生懸命頑張ってしまったりしてひたすら効率が悪い。
そうして試行錯誤しているうちに思い出したが、そうだった、漫画を描くのってもの凄い面倒なんだった。
ネーム自体は3日もかからず描けてしまうのに、それを完成させるためには膨大な時間と工程を要するという、非効率の塊みたいなものが漫画なのだ。

しかしながら、漫画に限らずあらゆる創作そのものがそういった非効率で牛歩な側面を持っている。
一方、それに反する昨今の大衆文化におけるあまりにもペースの早い消費が、娯楽文化の斜陽の陰りを加速している節がある。
アニメなどもとにかくたくさん作られているようだけど、素人考えながらも、実際にそれらのうちで高い利益を生み出しているものはおそらくそれほどなく、自転車操業的な傾向が大半を占めるのではなかろうか。
そうして、中途半端に1シーズンだけ制作されるアニメが乱発され、原作とされてきたライトノベルや漫画など、数クールで丁寧にやっておけばもっと奥深く楽しめたであろう数々の弾が、無駄に消費されていく。
それらが尽きたころに、今度はリメイクやリバイバルのオンパレードとなっていく。
といった、ゲーム業界やハリウッドが通った道をなぞらえるような流れにアニメ業界もなっていくか、すでになっている可能性もある。

そう考えると、思考をほぼダイレクトにスピーディに反映できる文章は、本当に優れた情報伝達媒体であり、ペースの早い消費にもそれなりに柔軟に対応できる唯一の表現媒体ではなかろうか。
さらに、文章の表現力さえ持ち合わせていれば、実のところ小説などが物語を作る上で最も効率的で合理的、かつクリエイターフレンドリーなストーリーテリングの手法なのではあるまいか。
といった具合に、これまでの漫画の話とその苦労のすべてを無に帰した上に、独自のギャグ持論を語りだしたかと思えば、畑違いのアニメ業界の話を引っ張り出して警鐘を鳴らした風なことを書いて、あまつさえ、小説書くのが一番手っ取り早いなどとのたまってしまうほどに、漫画描くのに難儀している。
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